外気導入ってなに?

お客様から、寒い日になると手元に冷たい風が入ってくるから直してほいいとご相談をいただきました。
詳しく状況を伺うと、朝晩の冷え込みが厳しい時や、日中でも寒さの厳しいに手元にとても冷たい風が吹き込んでくるとの事でした。
女性のお客様で、とてもお辛いご様子で、手袋を用意しておき、風が入ってくる時には、使われていたそうです。
原因と修理は・・・?
お客様が乗られているお車は、ドイツ車で今年の夏に買い替えられたばかりお車との事でした。
確認の為、試乗をさせていただきましたが、特に冷たい風が入ってくる事も無く、お聞きすると今朝は入ってきたが今は大丈夫との仰るので、エアコンのスイッチを見ると、すぐに原因も対策もわかり修理も不要でした。
外気導入と内気循環
冷たい風は、レジスターと呼ばれる「エアコンの吹き出し口」から入り込んでくる外気で、外気導入と内気循環を切り替えるスイッチもが「外気導入」になってました。
その為、外気温がとても低かったり標高が高い場所などでは、外気がレジスター(吹出し口)から吹き出して、ハンドルを握っている手元の当たって冷たく感じたり、冷えてきて辛くなたりする例が輸入車の一部の車種で幾つかありました。
内気循環に切り替えることで、外気の流入が減り、冷たい風の吹き込みがあまり感じなくなります。
お客様に、仕組みとスイッチの説明をし、翌日お電話で確認をすると、「完全では無いけど、我慢でき無いほどの冷たさが無くなって良かった」そうです。
今まで、エアコンは温度を調節するしか操作したことが無かったそうです。
一週間ほどして、再度ご様子を伺ってみると、切り替え操作で快適にご利用をいただいてました。
メリットとデメリット
外気導入と内気循環の機能がなぜついているのでしょうか?
頻繁に切り替える機能ではないかと思いますが、上手に使いこなすと便利な機能で、効果的かつ快適にエアコンをご利用いただけます。
外気循環の特徴
外気循環は、車内の空気を入れ替える換気の効果や、冬の窓が曇った時に使用することで曇りをとったり曇りにくくする効果があります。
しかし、外気を取り込むのでトンネル内では排気ガスが多く取り込まれたり、早く車内の気温を変えい時には不向きです。
内気循環の特徴
内気循環の特徴は、車内の室温を効率よく調整する時に便利だったり、長いトンネルなどで排気ガスなど汚れた空気が入ってくる事を防ぐなどのメリットがあります。
しかし、冬になると外気温との差で窓が曇りやすくなりますし、新しい(新鮮)空気が少なく、呼吸で発生した二酸化炭素が濃くなって眠気が強くなったり頭痛を起こす原因にもなりかねないです。
まとめ
外気導入と内気循環の切り替えは、あまり知られてなく使われる事も少ない様ですが、上手に切り替えることで快適で安全にエアコンを利用することができます。
冬は、外気温と車内温度の差で窓が曇りやすく危険なので、特に注意して上手にご利用ください。
輸入車の一部で、この様に冷たい空気が流れ込んでくるお声をよく耳にしますので、もし気になったらお気軽にお問い合わせいただいたり、マニュアルなどもご覧ください。