年々、気温が高くなって嫌ですよね。
気温が高くなると、紫外線や熱で外装や内装の痛みなど心配になりますが、メルセデスやBMW、ポルシェなどでお問合せが増えるのが「内装がベタベタして・・・」です。
欧州車では、意外と多いお問い合わせで、ハンドルのスイッチ周り、ダッシュボード、ドアの内張など、手に触れる部分は特に気になって拭いても落ちなくて、気になりますよね。
ベタベタの原因は・・・
原因は、触った時の感触をよくしたり保護を目的とした「プロテイン塗装」などの剥離、素材の劣化や加水分解などいくつかあります。
経年劣化や摩耗などの要因もあるそうですが、ベトベトともネチャネチャと表現が少し難しい感触が発生したり、酷くなると皮膜が剥げて浮いている様になってしまっている症状を見た事もあります。
ベタベタを綺麗にしてみました
ベタベタなので、まずは一般的なクリーナーなどで試してみました。
最初は良い感じですが、数日するとすぐにまたベタつく様な感触がして来ました。
次に、加水分解の清掃では定番の無水エタノールを試してみました。
スイッチ周りや内装類のベタつきで試してみると、ある程度の効果は感じ、数日間は嫌なベタつきもさほど感じない程になりました。
しかし、ある程度の期間を経過すると、やはり少しベタつきが気になる様になってきました。
ゴム類などの加水分解では効果的ですが、成分や原因が異なるのでしょうか。
快適に使えるように試してみたものは、、、
無水エタノールで拭き取るように綺麗にしても、ある程度の日にちが経つと、やはり少しベタついた様な感じがしてきたので、再度無水エタノールで綺麗に拭いて、しっかりと乾燥させた後に樹脂部品の復活剤を塗布して、コーティングを行なってみました。
復活剤は、色々な種類があるのでいくつかの製品を試してますが、市販の製品で半年以上快適にベタ付きが出てきてない製品もありますので、もう少し試してから記事にしたいと思います。
復活剤を塗布する前に、脱脂材で下処理をするとより効果的で長持ちをするかも試験中です。
* 無水エタノールの扱いは、よく調べてご注意ください。専門店にお任せするのが無難です。
まとめ
多くの欧州車で見られるトラブルに、内装のベタベタする現象があります。
メルセデス、BMW、ポルシェ、アウディなど、ブランドを問わず多くのブランドや車種でお問合せやご相談をいただきます。
樹脂を保護したり、触った時の感触を良くするための塗装の劣化、素材の劣化、加水分解など原因は色々とあるみたいです。
ベタつきを綺麗にするには、各種クリーナーなどではなかなかとれなく、無水エタノールで試してみると、ある程度のベタベタ感が取れましたが、時間の経過でまたベタつく様になってきました。
写真は復活剤の一例です。
効果が持続するように、樹脂パーツの復活材でコーディングしてみると、少し長い期間べたつきを感じない様になりました。
ただ、どれ程効果が長持ちするかは、まだ試験中ですので、他のクリーナーや復活剤を試しから、記事にしたいと思います。
樹脂パーツの艶や劣化などが心配な時は、お気軽にご相談ください。