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キャリパー塗装はご注意

スポーティーなイメージへのドレスアップで人気のブレーキキャリパー塗装ですが、一般の工場で塗装を行ったり、個人で作業される方はご注意ください。

ブレーキキャリパー塗装とは

キャリパー塗装

ホイールの隙間から見えるブレーキローター(ブレーキディスク)を挟むようについている部品がブレーキキャリパーと呼ばれる部品です。
ブレーキパッドを押し、ブレーキローターに押しつけた摩擦でブレーキがかかる、とても大切な部品です。

多くのお車の場合、黒色などで目立たない様になっている場合が多い部品ですが、スポーツカーや、高級車のスポーツタイプの車、ブレーキ専門メーカーなどで、赤や青、オレンジ色などが採用されています。

走行中や停車時などスポーティーに見えることから、塗装したりカバーを装着してドレスアップとして人気です。

200度を超える高温にも耐える塗装

ブレーキは、摩擦によってかかるようになるので、ブレーキ廻りの部品はとても高温になります。
ブレーキキャリパーも200度前後の温度に達する部品で、250度を超えるものもあるようです。
* ブレーキキャリパーはさらに高温になります。

その為、「耐熱塗装」と呼ばれる特別な塗装をしないと高温に耐えることができません。

耐熱塗装は、特殊な塗料を用いて焼き付けと呼ばれる高温でしっかりと乾燥などをさせる必要があります。
きちんとした手順で作業を行わないと、塗装後プクプク膨らんだ様になったり、ハゲしまうなどきれいな仕上がりになりません。

キャリパー塗装2

専門知識と経験、そして塗料で仕上がりが違う

キャリパー塗装1
耐熱塗装は、一般の塗装と異なり専門知識に加えて経験が無いときれいな仕上がりと耐久性が実現しません。

キャリパーを外さずに塗装している工場様の写真を見ることもまりますが、外さないと付着している汚れや油分をきちんと洗浄する事ができませんし、足付け作業と呼ばれる塗料の付着力(密着率)を良くする作業などもしっかりできません。
さらに、焼き付けの温度や時間などによって耐久性や発色なども違ってきますので、個人で作業を行うことは難しく、施工をお願いする場合はよくお店を選んでください。

きれいな仕上がりや耐久性の強い仕上がりを望まれる場合は、知識や経験が豊かな当店にご相談ください。

1200度に耐える耐熱性

当店では、ブレーキキャリパーの塗装に、エンジンやマフラーなど800度〜1000度を超える環境にも耐えるセラコートを使用してます。
セラコートは、ディスクローターやエンジン部品、マフラーなどの高温にも耐えるほど耐熱性がよく、さらに耐衝撃性や耐腐蝕性なども優れてます。

色も豊富にありますので、お好みの色を選んだりボディカラーと合わせるなど、いろいろなカスタマイズでおしゃれにお楽しみいただけます。

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